うちのシニア犬、最近 寝ている時の呼吸が速い 気がして…
ハァハァと荒い時もあって、年のせいなのか、何かのサインなのか不安です。
「呼吸が早い・荒い」というご相談、とても多くいただきます🐶
実は 安静時の呼吸数 は、おうちで測れる大切なバロメーターなんです。今日は、危険なサインの見分け方・考えられる原因・家でできることまで、ご一緒に確認していきましょう。
- 犬の安静時の呼吸数は 1分間に15〜30回程度 が一般的な目安
- 寝ている時でも 30回を超える状態が続く 時は要注意
- 口を開けた呼吸・舌が青紫 は緊急サインのことも
- 原因は心臓・呼吸器・暑さなど さまざま。早見表でチェック
- 家でできるのは 安静・温度湿度・酸素環境の3つの環境づくり
老犬の「呼吸が早い・荒い」とは
犬の呼吸は、運動・興奮・暑さなどで一時的に速くなるのは自然なことです。気をつけたいのは、安静にしている時や寝ている時でも呼吸が速い・荒い状態が続く場合です。
まず知っておきたいのが、安静時の呼吸数の目安です。一般的に、健康な犬が落ち着いている時の呼吸数は1分間に15〜30回程度と言われています。これを大きく超える状態が続く時は、体の中で何かが起きているサインのことがあるそうです。
1「早い呼吸」と「荒い呼吸」の違い
どちらも注意したいサインですが、見え方が少し異なります。
| 状態 | 見え方の例 |
|---|---|
| 早い呼吸 | 安静・睡眠中なのに呼吸数が多い(浅く速い) |
| 荒い呼吸 | お腹を大きく使う・肩で息をする・ゼーゼー音がする |
「年齢のせい」と思われがちですが、加齢そのものが呼吸を速くするわけではないと言われています。変化に気づいたら、まずは記録しておくことが大切です。
2老犬で呼吸の変化が起きやすい理由
シニア期になると、心臓や呼吸器、気管などの機能が少しずつ変化していくと言われています。そのため若い頃には問題なかったことが、呼吸のサインとして現れやすくなる傾向があるそうです。だからこそ、日々のちょっとした変化に気づける環境を整えておきたいですね。
見逃したくない危険なサインとセルフチェック

次のようなサインが見られる時は、緊急性が高いことがあると言われています。
- 口を開けてハァハァする状態が、安静時にも続く(パンティング以外)
- 舌や歯ぐきが青紫・白っぽい(チアノーゼ)
- お腹を大きく波打たせる「努力性の呼吸」
- 横になれず、座ったまま・伏せたまま呼吸している
- 呼吸に合わせて「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がする
- ぐったりして元気・食欲がない
おうちでできる「安静時呼吸数」セルフチェック
受診の目安になり、獣医師さんへの大切な情報にもなるのが安静時呼吸数です。測り方はとても簡単です。
① 寝ている・くつろいでいる落ち着いた時に測る
② 胸やお腹が上下する動きを「1回」と数える
③ 15秒数えて、その数を4倍する(または30秒×2)
④ 1分間で 30回以下 が一般的な目安。30回を超える状態が続く時は早めに獣医師さんへ
毎日同じタイミングで測って記録しておくと、「いつもより多い」という小さな変化に早く気づけます。スマホのメモやカレンダーに残しておくのがおすすめです。
「寝ている時の呼吸数を測る習慣をつけたら、増えてきた時にすぐ気づけて、早めに受診できました」(13歳の犬の飼い主さま)
考えられる主な原因(症状別 早見表)
呼吸が早い・荒い背景には、さまざまな原因が考えられると言われています。下の早見表はあくまで「気づきのきっかけ」です。実際の診断は獣医師さんが行います。気になる原因は、それぞれの詳しい記事もご覧ください。
| こんな様子 | 考えられること | 詳しい記事 |
|---|---|---|
| 咳+呼吸が速い・夜に悪化 | 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症 など) | 犬のMMVD |
| 急に苦しそう・ピンクの泡 | 肺水腫(心臓病の合併症など) | 犬の肺水腫 |
| ガチョウのような咳・興奮で悪化 | 気管虚脱 | 犬の気管虚脱 |
| 暑い時期・ぐったり | 熱中症 | 夏のケア |
| そのほか | 貧血・痛み・不安・肥満 など | — |
このように、呼吸の変化は一つの原因に限らないのが難しいところです。心臓や呼吸器の病気が隠れていることもあるため、自己判断せず、まずは獣医師さんに相談するのが安心です。
まず家でやること・病院に伝えること
呼吸の異変に気づいた時、動物病院に正しく状況を伝えることが、スムーズな診察につながります。
興奮や暑さは呼吸の負担になります。静かで涼しい場所でそっと休ませてあげましょう。
病院では落ち着いて症状が再現されないことも。苦しそうな様子を動画に残すと診断の助けになります。
「1分間に○回」「いつから」「どんな時に」をメモしておくと、獣医師さんに伝わりやすくなります。
家でできる「3つの環境づくり」

治療は動物病院で行うものですが、ご家庭では「呼吸が楽に過ごせる環境」を整えてあげることができます。
1安静・興奮させない空間
呼吸に負担がかかる興奮や激しい運動は控えめに。静かで落ち着ける居場所を用意してあげましょう。
2温度・湿度の管理
暑さ・寒さは呼吸の負担になります。室温25℃前後・湿度50〜60%を目安に整えてあげると安心です。特に夏は熱がこもらないよう注意します。
3必要に応じて酸素濃度を高めた環境
呼吸が苦しい状態が続く場合、獣医師さんから自宅での酸素環境をすすめられることがあります。普通のお部屋の空気は酸素濃度およそ21%ですが、酸素発生器を使うと、酸素室の中でこれより高い濃度の空気を提供できる仕組みです。
酸素ケアを取り入れるタイミング
在宅酸素ケアは、こんな場面で選択肢になると言われています。
- 呼吸が苦しそうな状態が増えてきた時
- 心臓病や呼吸器の病気で、獣医師さんからすすめられた時
- 退院後、おうちでのケアを続ける時
- 「もしもの時」の備えとして
声で「苦しい」と言えない犬にとって、酸素濃度・気温・湿度を数値で確認できると、ご家族も安心して見守りやすくなります。酸素濃度計(OXYONE)を使えば、酸素室の中の状態を「見える化」できます。
老犬の酸素室の使い方の特徴

シニア犬の酸素室は、ストレスをかけないことが何より大切です。
お気に入りの毛布を入れる・短時間から始めるなど、安心できる居場所にしてあげましょう。
酸素室は熱がこもりやすいので、温度管理を最優先に。連続使用が続くと本体が熱を持ち、安全装置で停止することがあるため、1日の中で適宜休憩を挟みます。
狭すぎても広すぎても落ち着きません。体重の目安は、Sサイズが〜10kg、Mサイズが〜20kgです。
獣医師さんに酸素室をすすめられたら。
体格に合わせて、S・Mからお選びいただけます。
即日発送 / 最長2年保証 / 国内サポート
お客様の声
夜に呼吸が荒くなることが増え、獣医師さんにすすめられて導入しました。中に入るとよく眠れるようになり、家族も安心して見守れています。
気管虚脱と肺炎で、入ると呼吸が楽そうにしています。静かなので夜も使えて助かっています。
レンタルから購入に切り替えました。静音で、長く使うなら購入が良かったです。
在宅で酸素ケアを始めるには、①酸素をつくる「酸素発生器」②犬が過ごす「酸素室」③酸素の濃さを確認する「酸素濃度計」の3つが必要です。3点セットなら全部そろうので、届いたその日からすぐ始められます。体格に合わせてS・Mからお選びください。
よくあるご質問
加齢そのものが呼吸を速くするわけではないと言われています。安静時に30回を超える状態が続く場合は、早めにかかりつけの獣医師さんへご相談ください。
一般的に、落ち着いている時で1分間に15〜30回程度が目安と言われています。普段の数を知っておくと、変化に気づきやすくなります。
口を開けた呼吸・舌や歯ぐきの青紫・お腹を大きく使う呼吸・横になれない・ぐったりなどは緊急性が高いことがあります。様子を見ず受診してください。
安静・温度湿度の管理・必要に応じた酸素環境づくりがサポートになると言われています。具体的な対応は獣医師さんと相談しながら進めてください。
使用期間の観点では、長く使う見込みがあれば購入、短期であればレンタルが選択肢になります。ただし、これは期間だけに着目した目安です。レンタル・購入のどちらも、酸素発生器のスペックや取扱業者によって条件が異なるため、期間だけで一概に決められるものではありません。詳しくはレンタルと購入の比較記事もご覧ください。
使用時間は状態により異なり、獣医師さんの指示が基本です。連続使用が続くと本体が熱を持ち安全装置で停止することがあるため、1日の中で適宜休憩を挟みます。
運動・興奮による一時的な変化は自然なことです。落ち着いても戻らない、安静時にも速いという場合は獣医師さんへご相談ください。
まとめ|小さな変化に、早く気づいてあげる
呼吸の変化は、愛犬が出してくれる大切なサインです。
獣医師さんの治療と、ご家庭での穏やかな環境づくり。その両輪で、シニア期の毎日を支えてあげてくださいね🌿

