酸素室を使うとき、中の酸素濃度って何%にすればいいの…?
高いほど良いのかな、と思っていたのですが、合っていますか?
とても大事なご質問です🐶
実は「高ければ高いほど良い」わけではないんです。目安になる濃度と、上げすぎに注意したい理由、そして「今ちゃんと保ててるか」の測り方まで、ご一緒に確認していきましょう。
- ふつうの空気の酸素濃度は 約21%。酸素室ではこれより高めに保つ
- 在宅での目安は おおむね30〜40%程度(獣医師さんの指示が基本)
- 高すぎ・長時間は逆効果のことも。上げればいいわけではない
- 「今ちゃんと保ててるか」は 酸素濃度計で見える化できる
適切な酸素濃度は、犬の病気や状態によって異なります。必ずかかりつけの獣医師さんの指示のもとで設定してください。口を開けた呼吸・舌や歯ぐきの青紫・ぐったりなどが見られる時は、様子を見ずにすぐ動物病院へ。

酸素室の「酸素濃度」とは?何%が目安?
まず基本から。私たちがふだん吸っている空気の酸素濃度は、約21%です。酸素室は、この空気よりも酸素の濃度を高めた環境をつくり、呼吸の負担をやわらげることを目的にしています。
では、何%を目安にすればいいのでしょうか。一般的に、在宅での酸素ケアではおおむね30〜40%程度を目安にすることが多いと言われています。ただし、これはあくまで一般的な目安です。適切な濃度は、犬の病気や状態によって変わるため、必ず獣医師さんの指示に従ってください。
・ふつうの空気:酸素濃度 約21%
・在宅の酸素室:おおむね 30〜40%程度が一般的な目安(獣医師さんの指示が基本)
・「もっと高く」が正解とは限りません(次の章で解説します)
濃度は「高ければいい」わけではありません
「酸素は多いほど体にいいのでは?」と思われがちですが、実はそうとは限りません。高すぎる濃度で長時間過ごすことは、かえって体に負担になる場合があると言われています。
1高濃度・長時間のリスク
非常に高い濃度(たとえば60%を大きく超えるような環境)で長時間過ごすと、体に負担がかかる可能性が指摘されています。だからこそ、「上げれば上げるほど良い」ではなく、獣医師さんが示す適切な範囲を保つことが大切です。
2大切なのは「ちょうどいい濃度を、保つ」こと
目標は、獣医師さんに指示された濃度を安定してキープすることです。高すぎず、低すぎず。そのためには「今、中が何%になっているか」を把握できることが欠かせません(測り方は後の章で)。
「高ければいいと思って、ずっと最大にしていました…。獣医師さんに目安を教えてもらってから、濃度計で確認しながら使うようにしたら、安心して見守れるようになりました」(13歳の犬の飼い主さま)
酸素濃度は何で決まる?(流量×密閉性×広さ)
酸素室の中の濃度は、主に次の3つのバランスで決まると言われています。
当店の酸素発生器は、風量(流量)を上げると、送り出す酸素の濃度が相対的に下がる仕組みです。逆に、風量を一番低くすると、最も高い濃度の酸素を送り出します。そのため酸素室につないで使うときは、風量を一番低い設定にして高濃度の酸素を送り込むことで、酸素室内の濃度を高く保てます(設定は取扱説明書に従ってください)。
すき間から酸素が逃げると濃度は下がります。ほどよく密閉されつつ、二酸化炭素がこもらない設計が理想です。
空間が広いほど、同じ流量でも濃度は上がりにくくなります。体格に合ったサイズを選ぶことも、濃度の安定につながります。
濃度を上げようとして風量を上げると、当店の酸素発生器では送り出す酸素の濃度が下がり、かえって酸素室内の濃度も上がりません。酸素室で使うときは、風量を一番低くして、一番高い濃度で送り込むのが正解です。すき間から逃げていないか・空間が広すぎないかも、あわせて確認しましょう。
酸素濃度の測り方|濃度計で「見える化」

「今、中が何%か」を知るには、酸素濃度計を使うのが確実です。感覚では分かりません。声で「苦しい」と言えない犬のために、数値が状態を教えてくれます。
本格屋でお取り扱いしている酸素濃度計「OXYONE」は、酸素濃度・気温・湿度を1台で計測でき、設定した濃度を下回るとアラームで知らせてくれます。酸素室の中央部にある専用ポケットに収めて使えます。
・獣医師さんの指示どおりの濃度を保てているか確認できる
・濃度が下がったときにすぐ気づける(アラーム)
・温度・湿度も同時に見えるので、暑さ・こもりの管理もできる
濃度が保てているか、こまめに確認を

濃度は「一度合わせたら終わり」ではありません。犬の出入りや、酸素室のすき間、時間の経過で変わっていくことがあります。だからこそ、こまめな確認が大切です。
- 犬が出入りした後は、濃度が下がっていないかチェック
- アラーム付きの濃度計なら、下がったときに自動で気づける
- 「いつ・何%だったか」を記録しておくと、獣医師さんに伝えやすい
「濃度を記録する習慣をつけたら、いつもと違う変化に早く気づけて、受診の判断がしやすくなりました」(心臓病の犬の飼い主さま)
病気・状態で目安は変わります
適切な酸素濃度は、犬の病気や重症度によって変わります。下の一覧は「気づきのきっかけ」であり、実際の設定は必ず獣医師さんの指示に従ってください。
| こんな時 | 考えられること | 詳しい記事 |
|---|---|---|
| 咳+呼吸が速い・夜に悪化 | 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症 など) | 犬のMMVD |
| 急に苦しそう・ピンクの泡 | 肺水腫 | 犬の肺水腫 |
| ガチョウのような咳 | 気管虚脱 | 犬の気管虚脱 |
| 寝ている時の呼吸が速い・荒い | さまざまな原因 | 老犬の呼吸 |
お客様の声
濃度計があると、獣医師さんに言われた数値を保てているか一目で分かって安心です。アラームで下がったのにも気づけます。
退院後、家でも濃度を確認しながら過ごせるのが心強いです。温度・湿度も一緒に見られて助かっています。
数値が見えることで、家族みんなが同じ基準で見守れるようになりました。安心して任せ合えます。
在宅で酸素ケアを始めるには、①酸素をつくる「酸素発生器」②犬が過ごす「酸素室」③濃度を確認する「酸素濃度計」の3つが必要です。3点セットなら濃度の見える化まで含めて全部そろい、届いたその日から始められます。体格に合わせてS・Mからお選びください。
即日発送 / 最長2年保証 / 国内カスタマーサポート
よくあるご質問
一般的には、おおむね30〜40%程度を目安にすることが多いと言われています。ただし適切な濃度は病気や状態で変わるため、必ず獣医師さんの指示に従ってください。ふつうの空気は約21%です。
高ければ良いわけではありません。非常に高い濃度で長時間過ごすと体に負担がかかる場合があると言われています。獣医師さんが示す適切な範囲を保つことが大切です。
酸素濃度計を使います。感覚では分かりません。酸素濃度計(OXYONE)なら酸素濃度・気温・湿度を1台で計測でき、設定を下回るとアラームで知らせます。
実は、当店の酸素発生器は、風量(流量)を上げると、送り出す酸素の濃度が相対的に下がる仕組みです。逆に風量を一番低くすると、最も高い濃度の酸素を送り出します。そのため酸素室で使うときは、風量を一番低い設定にして高い濃度で送り込むのが正解です。「濃度を上げたいから」と風量を上げると、発生器の濃度が下がって逆効果になります(当店で最も多いご質問の一つです)。あわせて、すき間や酸素室の広さも確認しましょう。
変わることがあります。出入りのあとは濃度が下がっていないか確認しましょう。アラーム付きの濃度計だと、下がったときに自動で気づけます。
はい。酸素室は熱や湿気がこもりやすいので、温度・湿度の管理も大切です。濃度計に温湿度計測が付いていると、まとめて確認できて便利です。
3点セットには酸素発生器・酸素室・酸素濃度計が含まれます。濃度の見える化まで含めて始められるので、はじめての方に分かりやすい構成です。
まとめ|「ちょうどいい濃度を、保つ」
目に見えない酸素濃度も、数値にすれば、ちゃんと見守れます。
愛犬が穏やかに過ごせる環境づくりの一助になればうれしいです。濃度計選びやご不明な点は、本格屋スタッフがいつでもご相談をお受けしています🐶


