「呼吸がはやい気がする…」
「鼻をヒクヒク、体で苦しそうに息をしている」
──不安になってすぐ調べてくださった、あなたへ。
気づいてすぐ動いたこと、それが何より大切です。うさぎは不調を隠すのがとても上手。この記事で「正常との見分け方・原因・おうちでできること」を、落ち着いてお伝えします。
うさぎの「はやい呼吸・苦しそう」は見逃さないで
うさぎは犬や猫と違い、鼻でしか呼吸できない動物[1]です。
ふだんは口を閉じ、鼻で静かに呼吸します。
だから口を開けてハァハァする・鼻を大きく動かす(鼻翼呼吸)・体全体で苦しそうに息をするのは、うさぎにとって普通ではありません。
とくに安静時に呼吸がはやいまま続くときは要注意。
うさぎは不調を隠すのが得意で、気づいた時点で、すでにかなりがまんしていることも少なくありません。
・鼻を大きくパクパク動かす/体を大きく使って呼吸する
・唇や歯ぐきが青白い・紫っぽい(チアノーゼ)
・ぐったりして動かない
・「ズーズー」「ヒューヒュー」と音がする
うさぎの呼吸困難は命にかかわる緊急事態のことが多いといわれます。
夜間でも、迷わずかかりつけ、または夜間対応の動物病院へご連絡ください。
正常な呼吸と、数え方セルフチェック
「はやい」と感じても、正常か異常かの判断は難しいもの。
まず落ち着いているときの呼吸数を知っておくと、いざというときの目安になります。
はやいまま続く
スマホで動画を撮っておくと、受診時に獣医師さんが判断しやすくなります。
安静時なのにはやいまま戻らない、いつもより明らかに苦しそう——そんなときは受診のサインです。
考えられる原因
「呼吸がはやい・苦しそう」の背景はさまざまです。
代表的なものをご紹介します(自己判断はせず、必ず受診してください)。
鼻炎・副鼻腔炎。パスツレラ菌などが原因で、重症化すると肺炎などで呼吸が苦しくなることがあります[3]。
食欲や便が減りお腹が張ると、痛みや圧迫で呼吸がはやく・浅く見えることが。うさぎに多い不調です。
うさぎは暑さに極端に弱く、呼吸がはやくなるのは初期のサイン。詳しくは05章で。
心臓病・胸腺腫・肺の腫瘍・肺水腫など。胸に負担がかかり呼吸が苦しくなることがあります。
このほか、強い痛み・ストレス、異物や中毒が背景のことも。
原因の特定には獣医師さんの検査(聴診・レントゲンなど)が必要です。
夏場は夏のペット酸素ケア・熱中症対策、酸素室の基本は酸素室の正しい使い方もどうぞ。
おうちでできること・受診の目安
苦しそうなうさぎに気づいたら、「静かに・涼しく・早めに相談」が基本。
うさぎは驚きやストレスでさらに悪化しやすいためです。
・室温を下げる(エアコン)
・水を飲める位置に置く(無理強いはしない)
・呼吸の様子を動画で記録
・まず動物病院に電話で相談
・大きな音・強い光で刺激する
・口から無理に水や食べ物を入れる
・「様子見」で一晩放置する
・自己判断で市販薬を使う
「安静時も呼吸がはやい」「口を開けている」「ぐったり」——このいずれかがあれば、時間帯を問わず受診を。
うさぎは体が小さいぶん、悪化もはやい傾向があります。
うさぎは「暑さ」にとても弱い
季節によって特に多い原因が暑さ(熱中症)です。
うさぎは汗をかけず、主に耳の血流で熱を逃がす動物[4]。
犬のようなパンティング(舌を出してハァハァ)も本来しないため、口でハァハァしていたら、すでにかなり危険な状態のことが多いのです。
暑さの初期サインは呼吸がはやい・耳が熱い・ぐったり・食欲低下。
進行するとよだれ・けいれん・意識の低下など危険な状態になることもあります。
すぐ涼しい部屋へ移し、ぬらしたタオルで耳や足先をやさしく冷やしながら動物病院へ連絡を。ただし急に冷やしすぎるとかえって危険なこともあるため注意。ケージは窓際を避け、遮光や冷房で「暑くなりすぎない環境」を保つことが大切です。
呼吸を楽にする「在宅酸素ケア」
受診後、獣医師さんから在宅での酸素ケアをすすめられることがあります。
療養や退院後のサポート、急変への備えとして取り入れるご家庭も増えています。
酸素発生器を使うと、室内を30〜40%程度の酸素環境にできます。
濃い空気なら少ない呼吸でも多くの酸素を取り込みやすく、呼吸の負担をやわらげます。
環境変化に敏感なうさぎにとって、慣れた自宅で静かに過ごせるのも大きな利点です。
酸素室オキシボックスSは体重10kgまでが目安のコンパクトサイズ。
うさぎ1羽ならゆったり過ごせます。
前面が透明で中が見え、いつもの牧草やお気に入りの布を入れると落ち着きやすくなります。
当店のNEVOTONシリーズは、ご家庭で使う「家庭用機器」であり、医療機器ではありません。獣医師さんの指示のもと、日々の環境を整える選択肢としてお使いいただけます。
「常に高い濃度が必要」「片時も酸素室から離せない」といった重篤な状態のときは、家庭用機器より動物病院の医療機器のほうが安心です。その場合は医療機器の導入もご検討ください。濃度や使用時間は、必ず獣医師さんの指示に従ってください。

濃度・温度を「見える化」で安心
「今、酸素が届いている?」「暑すぎない?」——暑さに弱いうさぎのケアでは、目に見えない環境こそ不安の種です。
当店のOXYONEなら、酸素濃度・気温・湿度を1台でリアルタイム表示。
設定を外れるとアラームで知らせ、最大150時間連続で使えます。
うさぎに大切な「温度・湿度」と「酸素濃度」を同時に見守れるので、数字で見えるだけで安心です。
酸素濃度を数字で管理する意味は、酸素室の酸素濃度は何%?の記事でくわしく解説しています。
レンタル?購入?
在宅酸素ケアを続ける前提なら、レンタルか購入かも気になるところ。
短期の備えならレンタル、長く使う見込みなら購入がトータルの負担を抑えやすい傾向です。
うさぎは慢性的なケアになることもあるため、使う期間の見通しで選ぶのがおすすめ。
詳しい分かれ目はレンタルと購入の判断基準の記事でご覧いただけます。
飼い主さまの声
在宅酸素ケアを取り入れた小動物の飼い主さまから寄せられる、代表的なお声です。
「慣れた家で、静かに休ませてあげられた」
受診をきっかけに酸素室を用意しました。物音に敏感な子なので、通院より自宅で落ち着けるのが合っていたようです。濃度も数字で見えて安心でした。
「温度と濃度を一緒に見られるのが助かる」
暑さに弱い子なので、温度・湿度も一緒に見られる濃度計を選びました。最初は警戒しましたが、お気に入りの布を入れたら慣れてくれました。備えがあると気持ちが楽です。
よくあるご質問
うさぎが口を開けて呼吸するのは緊急ですか?
うさぎは本来、鼻でしか呼吸できない動物です。口を開けて呼吸している状態は非常に危険なサインで、緊急性が高いことが多いといわれます。すぐに動物病院へご連絡ください。唇や歯ぐきが青白い・紫っぽいとき、ぐったりしているときは一刻を争うことがあります。
うさぎの正常な呼吸数はどのくらいですか?
おおむね1分間に30〜60回とされますが、個体差があります。落ち着いているときに、お腹や胸の上下(吸って吐いてで1回)を15秒数えて4倍すると目安がわかります。安静時なのにはやいまま戻らない、いつもより明らかにはやい・苦しそうなら受診の目安です。ふだんの数を測っておくと比べやすくなります。
暑い日に呼吸がはやいのは熱中症ですか?
うさぎは汗をかけず暑さにとても弱いため、呼吸がはやくなるのは熱中症の初期サインのことがあります。室温は20〜24℃、湿度40〜60%が目安で、25℃前後から注意、28℃以上は危険とされます。涼しい場所へ移し、耳や足先をやさしく冷やしながら動物病院へご連絡ください(急に冷やしすぎないよう注意)。
くしゃみや鼻水もあります。放っておいて大丈夫?
くしゃみ・鼻水は「スナッフル」と呼ばれる鼻炎・副鼻腔炎のサインのことがあります。進行すると肺炎などで呼吸が苦しくなることもあるため、軽いくしゃみや鼻水でも早めに動物病院で相談することをおすすめします。自己判断で様子を見すぎないようにしてください。
酸素室はうさぎの呼吸に役立ちますか?
酸素室は病気そのものを治すものではありませんが、酸素濃度の高い環境を整えることで、呼吸の負担をやわらげる手助けになると考えられています。うさぎは環境変化に敏感なので、慣れた自宅で静かに過ごせる利点もあります。使うかどうかは、必ずかかりつけの獣医師さんとご相談ください。
酸素濃度はどれくらいに設定すればいいですか?
一般的には、30〜40%程度の酸素環境で使われることが多いです。ただし適切な濃度はその子の状態によって異なるため、必ずかかりつけの獣医師さんの指示に従ってください。
※「40%以上を常に」「片時も酸素室から離せない」といった重篤な状態のときは、家庭用機器よりも動物病院の医療機器のほうが安心です。その場合は医療機器の導入もご検討ください(当店のNEVOTONは家庭用機器です)。
うさぎは酸素室を嫌がりませんか?
最初は警戒する子もいますが、慣れるうさぎも多いです。前面が透明で外が見える設計や、いつもの牧草・お気に入りの布を中に入れるなど、安心できる工夫がおすすめです。無理に閉じ込めず、短時間から慣らしてあげてください。暑さに弱いので、中の温度が上がりすぎないよう温度計での確認も大切です。
まとめ
酸素が「今、何%届いているか」、そして「暑くなりすぎていないか」は目に見えません。
酸素濃度・温度・湿度を1台で見られる濃度計があれば安心です。
体の小さなうさぎには、コンパクトなMAF1.0+酸素室S+酸素濃度計の3点セットが使いやすくおすすめです。
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機器選び・サイズ・使い方のご相談は、本格屋スタッフにお気軽にどうぞ。その子に合う形を、いっしょに考えます。
- PDSA「Respiratory infections (snuffles) in rabbits」pdsa.org.uk(うさぎは口で呼吸できず、開口呼吸は緊急のサイン)
- House Rabbit Society「Rabbit Vital Signs」rabbit.org(うさぎの正常な呼吸数は1分間に30〜60回)
- アニコム損保/獣医師監修「うさぎのスナッフルってどんな病気?」anicom-sompo.co.jp(パスツレラ菌などが原因。重症化すると肺炎・呼吸困難につながることがある)
- 池田動物病院/獣医師監修「うさぎの熱中症」ikedaanihos.com(うさぎは汗をかけず耳で放熱。快適な室温20〜24℃・湿度40〜60%が目安)
※ 本記事は上記を参考に、本格屋スタッフが一般的な情報としてまとめたものです。個々のうさぎの診断・治療・お薬の判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。


